家入一真_プロフィール
家入一真(いえいり・かずま)起業家。1978年福岡生まれ。中学校時代のいじめがきっかけでコミュニケーションが苦手になり、高校を中退後、本格的なひきこもりになる。独学でプログラミングを習得し、「誰にも会わずに仕事がしたい」と起業を決意。2001年、自宅でレンタルサーバー「ロリポップ!」をリリース。
2003年、株式会社paperboy &co(. 現GMOペパボ株式会社)を創業。東京へ進出後、2008年にはJASDAQへ当時最年少(29歳)で上場。2010年、渋谷にカフェ「ON THE CORNER」をオープン。
その後、「CAMPFIRE」「BASE」などのウェブサービスを立ち上げる。2014年、東京都知事選挙へ出馬。得票数5位となる8万8936票を得る。著書に『こんな僕でも社長になれた』(イースト・プレス)、『お金が教えてくれること──マイクロ起業で自由に生きる』(大和書房)、『ぼくらの未来のつくりかた(双葉社)など。
感想
正直、あまり期待してなかったのだが、読み始めるとグイグイ読み進め最後まで読んでしまった。東京都知事選の印象があまりにも強くて、この人は何を言ってるのだろう?「??」というところから入っているので、固定観念があったが、自分がこういう社会になれば、こういうサービスがあれば、みんながもっと自由に豊かに仕事も生活もできるかも。という仮説を立てると、そこから実行し実存させていく力がとても強い。同時に社会性を含有した人間としての側面は弱いところがあり、その凸凹を、周りの人たちが一生懸命埋めながら、社会とコミットしていく様子がとても面白く、応援したくもなり、素晴らしい。連続起業家はこういう人がなっていくんだなと感じた本。ぜひ読んでみてほしい。