福岡八女に中村製紙所という障子紙の日本のトップシェアを誇る製紙メーカーがあります。そして中村製紙所は別事業で、中村園というハーブや生薬の原料を製造する会社もやっています。ハーブの栽培方法、乾燥方法など、研究を重ねながら、とても美味しいハーブをつくっています。chocobanashiはカカオ豆を仕入れてチョコレートをつくっています。杉川さんが中心にやっている事業であり、杉川さんは細胞膜の研究者で化学に強く、チョコレートやハーブなどの香り成分の分類や化学的特性にとても強いです。その素材が持っている香りは、融点は何度で、どういうタイミングで火入をしたら飛ぶとか、残るとか、そういうことを計算しながらチョコレートをつくれます。

今回、杉川さんが八女に遊びに来てくれたときに、中村園のハーブととても相性がよさそうだなと思い、連れて行って中村さんたちと議論しました。すると、本格的なミントチョコやろう！という話で盛り上がり、いつのまにか商品ができあがっていました。中村製紙所がミントペーパーまでつくっていて、完璧な商品ができあがっていました。

僕は、お互いの技術と特性理解をしながら、つなげただけですが、こういう仕事も結構多いです。今後の連携が楽しみなプロジェクトです。