自主事業

HAMA Reimagined

“Invisible Material”(見過ごされてきた素材)の発見

プロダクトデザイナーの鈴木さんと九州の素材や技術を求めて2泊3日くらいで旅をした。そこで何をできるか?などは見えていなかった。そのなかで、鈴木さんがalterという企画が今年立ち上がるから、ハマを使って何かやれないか?と声をかけてくれた。ハマというものは、陶磁器を焼成する時に、窯の中で板と焼物を分離させるための座布団のようなものである。陶磁器というのは面白くて、土や原料の状態の時は自然物なのだが、火を入れると途端に産業廃棄物となる。それは土になかなか返らない。ハマを使わない工場ももちろんあるが、使っている工房や工場だと永遠にそれが出てくる。このハマに着目して、デザインという視点で何ができるか考えてみようということである。

編む、組む、穿つ、つなげる、塗る、組み合わせるなど、動詞で分類しながら、テキスタイルデザイナー、プロダクトデザイナー、大工などが試行錯誤してプロダクトや作品に仕上げた。とても面白い実験的なプロジェクトとなったと思う。MOMAのバイヤーやポンピドゥーセンターの方にも評価されたプロジェクトとなった。

僕は、この展示会で終わりでなく、これからがスタート。ここから商品開発をしっかりとして、世の中に流通させるところまでが仕事だと考えている。粘り強くやりたい。