柳町商店街組合

佐賀柳町_書籍

リノベーションした町の初期の記憶を記録する

佐賀柳町で写真館ハレノヒをやってる笠原さんと話していたら(なんで話していたのだろう?)、今柳町の組合でお金をとってきて、何かやろうとしているとざっくばらんの相談があり、なんかパンフレットを。みたいな話になったんだが、パンフレットつくっても仕方ないので、60ページくらいの本にしましょうという話をした。

佐賀柳町はOpenAの馬場正尊さんが町屋を設計して、テナントとし、いろんなクリエイターや事業者が入っている。IT企業や写真館、イラストレーターに、着物屋さん。

町屋リノベーションの事例としてもとても面白いし、オープン当初のメンバーは今しかないので、それぞれの活動と意思表明、そして、町の歴史も含めて冊子にまとめましょう。

軽い気持ちで提案してしまったのが最後、僕らはひたすら取材を続け、結果的には200ページ以上の本になり、僕らにはほぼお金は残らなかった。デザインはパハプスギャラリーの北島さんに頼み、僕とうなぎのなべさんと、北島さんでゲラゲラ冗談を言い合いながら入稿の日までひたすら一緒に作業していたことを思い出す。よい時代だった。笑

徴古館の富田さんに柳町の歴史の話をきき、ブラタモリならぬブラトミタという企画をやったり、入居者の代表全員にロングインタビューやったり、ポートフォリオまとめたり、今考えると、あきらかにやりすぎな冊子だった。でも、ありあまる時間と本をやってみたいという情熱のみでやったのだと思う。さすがに今は無理だな。笑

終わり。

INFORMATION

プロデュース・ディレクション
うなぎの寝床 白水高広
取材・コピー
うなぎの寝床 白水高広・渡邊令
アートディレクション・デザイン
パーハプスギャラリー:北島敬明