うなぎの寝床

地域文化商社_コンセプト図

地域文化商社という概念を可視化する

うなぎの寝床は2012年に「九州ちくごのアンテナショップ」としてスタートした。当初は福岡県南部を中心に車で一日でいける範囲が生活圏だろうということで、その範囲定義でやっていた。活動を続けていくうちに、MONPEというブランドを構築したり、2017年には旧寺崎邸という大きな物件をお店にすることにして、九州のモノ以外も、リファレンス商品群として、外の知見を地域の人たちに見てもらうためのショップをつくった。こういう流れによって、アンテナショップという理屈を超えて活動することが増えた。2018年頃から地域文化商社です。みたいなことを言い始めて、数年がたった。毎日やれることをバタバタとこなしていて、社員パートさんも含めて30人くらいになってきた。社内外にちゃんと説明せねばと思いながらなかなか定義がまとまらなかった。

そこでコロナがやってきた。うなぎの寝床は政府が雇用調整助成金や自粛を発表した瞬間に、その最大期間3ヶ月を休む決断をした。そして、その間に、この地域文化商社の概念を確立させた。

INFORMATION

概念構築
白水高広
イラスト
米村知倫